うつ病日記

うつ病で2018年秋から休職中

2019年8月3日土曜日

就寝時刻:27時

起床時刻:9時

気分:20点(100点満点)

 

隣の家が掃除機かける音で目を覚ます。カフェで朝食を食べてほどほどで切り上げる。昼食も食べずに昼寝をがっつり何時間もしてしまう。確か18時頃またカフェに行き、少しフレンチトーストも食べる。ずっと気持ち悪くて頭が痛いし集中できない。家に帰って食事してからもずっとネットサーフィンに耽ってしまう。嗜癖。最悪。

 

あいちトリエンナーレの「表現の不自由」展についてのニュースを追っていた。慰安婦を想起させる平和の少女像の展示と、昭和天皇の遺影を燃やしている展示が話題になっているようだった。昭和天皇の遺影を燃やしているらしいという情報に感情的になって「傷ついた!」と主張する人の存在に疲れた。また、平和の少女像自体に対しても日本ヘイトだと主張する政治家がいることに暗澹たる気持ちになった。

抗議の電話が大量に寄せられ、しかもそれが対応した係の名を問い尋ねる陰湿なものであるとか、大量殺害をほのめかすような言辞も用いられているということにショックを受けた。むき出しの暴力が存在している。

政府は現時点ではそれに対する許せなさを表明していない。警察が「これ以上の追及は難しい」と言うならばそれを受け容れざるをえない。

その安全上の理由によって展示は中止となった。悲しい。しかし、それに対して、この中止の決定が弱腰であるとか検閲であるとかといった批判を被っている。外野からそういう暴言が飛ばされる攻撃性を目にしているのがしんどい。

もちろん実行委員会とか参加アーティストからしたら不当であり抗議するだろう。責任を持って運営してくれと。それは分かる。でも公権力の消極的な姿勢により実際安全を保証するのは難しい。彼らとしても継続のために他の人を危険に巻き込まなければいけない、とりわけ警察が非協力的なのであれば、ということになる。この何ともならなさ。

そして背後には、税金をこんな反政府的なアートに投じるなんて許せないという声が生じている。そういう表現も許容して涵養した方が文化的に豊かになるのではないかという正論は全然通じない。それ以前に作品を見てみてはいかがですか、も通じない。そんな他者と僕は国家共同体を共にしている。そのことが辛い。

とにかく辛くてショッキングなニュースで、逆に嗜癖的にかかわってしまうなと思った。切り替えていきたい。もっとキラキラしたもの、素朴なものについて考えていきたい。