2019年7月24日水曜日

就寝時刻：29時

起床時刻：10時半

気分：40点（100点満点）

前日の夜、頭が冴えて眠れず。朝は何とか起きる。

カフェで朝食を食べる。ほどほどで帰って気持ちよく昼寝。昼食はラーメン。少し歩き回ってカフェへ。公園でゴロゴロしてまた別のカフェへ。久々に晴れていて、夕暮れ時でも明るく、曇り空と色味は同じなのだけどはるかに豊かで異なる感触を持つ空だった。

昨日の夜、磯崎憲一郎『世紀の発見』を読んでいた。面白かった。先の展開を考えずに、一行書いて、その先にその先にと書いていくらしい。注意の流れを、何でもないものへの誇張的な驚きを自在に展開させていて読み応えがあった。まるで自分の経験であるかのような迫真度。ナイジェリアなんて行ったことないのに、その情景が浮かんでくるかのような。そして何気ない一つ一つの経験が価値を持ってくるような。

絲山秋子『イッツ・オンリー・トーク』より「第七障害」も読んだ。直前に読んだ磯崎憲一郎の文より何となくまどろっこしい。丁寧とも言う。これは馬を死なせてしまった思い出からの立ち直り、そのとき付き合っていた男から別の男への乗り換え、一度離れてしまった高崎から離れまた戻っていくこと、そういったいくつかの線が計画的に重ね合わされている。きちんと組まれていて安心して読める感じがするし、その分違和感を覚えなくてつまらないとも言える。そんな感じだった。

そして、小野正嗣『にぎやかな湾に背負われた船』を読み始めた。