うつ病日記

うつ病で2018年秋から休職中

2019年8月2日金曜日

就寝時刻:26時半

起床時刻:10時

気分:30点(100点満点)

 

起きてカフェで朝食。メールを送り、あれこれ考える。住居候補を探す。一通り飽きたら家に帰って昼寝。また午後カフェに出かける。そこそこで切り上げてウィーン・モダン展へ。あまり調子が良くなかったが、それでもそれなりにのめりこめた。ウィーンに行ったときのこと、その訪問は素晴らしいものだったことを思い出した。並の展覧会の2倍ぐらいのボリュームがあったし、見せ場にいたっては3倍か4倍もあったと思う。これでもか、これでもか、と素晴らしい作品を出してくれる。クリムトの大きな絵であったり、エゴン・シーレの作品群であったり、分離派のさまざまな出版物やポスターであったり。導入の啓蒙期から作品も有名な見応えがあったし、ウィーンという空間自体の目配りもあり、まるでウィーンの移り変わりを追体験しその中に内在しているかのようにさまざまな作品世界に入っていけた。技法面で分離派とアカデミズムの切断だけではその連続とか取りあげてもらえていたらさらに嬉しかったけれど、対比がなされるだけでも十分だ、という感じ。

美しいものが徹底的に生産される特異な時空間があった。それもまた世界であり、今も少なからぬボリュームが保存されている。薄汚い極東の島国のじめじめした生活でへばっている場合じゃないな、外に出れば素敵なものはたくさんあるぞ、と喝を入れられた気分。へばってしまうけれど。

ただ、展示にめちゃくちゃ疲れた。帰ってからもなかなかすっとシャワーに入れないほどに。体に悪かったかもしれない。