うつ病日記

うつ病で2018年秋から休職中

就寝時刻:27時

起床時刻:10時

 

復職に向けて気持ちが盛り上がっていたため、病院の予約をとろうと朝起きる。その後カフェで朝食。ほどほどに切り上げ家に帰って1時間ほどダラダラ。昼食を食べに外に出る。肉うどんを食べてから、千駄ヶ谷のカフェへ。そこで読書や考え事で時間をつぶしてから新宿まで歩いて本を買い、また電車に乗って帰ってカフェで本を読む。

何を考え事していたのかすっかり忘れてしまった。

 

迷いを断つためのストア哲学

迷いを断つためのストア哲学

 

コントロールできることとできないことの見分けをつけよ。ちょっと考えてみる。

それにしても読みやすい本。現代ならではの抑えるべきポイント、自然科学と哲学との関係や、新無神論者と保守派の対立、女性への「政治的に正しい」配慮などが言及されていて、モヤモヤすることがない。先回りしつつくどくない。

 

何となく、有徳に生きなきゃいけないのかなと説得されるようなところがあった。この本を読んで家に帰る途中は、「復職しなきゃ」と思っていた。それが自然なことであり、当然なすべきことであり、先延ばししたり取りやめたりするのは不誠実だ、べらべらと言い訳や合理化が始まる、と感じ始めた。不思議なことだ。

それにしても、恐れ自体をすぐに克服できるわけではない。家に帰って湯船につかりながら浮かぶのは恐れだ。仕事ができなかったらどうしよう、できないと思われたらどうしよう、いつまでも積極的な姿勢になれず後ろめたく気の進まない気持ちで毎日通勤することになったらどうしよう。嫌な目はいくらでも想像できる。それを耐え忍ぶのにストア派の考え方は役に立つのだと思う。理不尽としか思えないような目とか、頑張っても報われるかどうか分からない状況がしばしば例示として挙げられていたと思う。

ただ、コントロールできるかできないかで言えば、「復職しない」ということもできるし、「まだ復職を続ける」ということもできる。流れに逆らって、権利を行使することはできるし、それは不正じゃないと思う。会社の制度を利用しているだけなのだから(あるいは、それは公正の徳に背くだろうか?) どれがベストなのか分からない。目指すべきゴールが分からないから、それに対してどれがベストなのかが分からないのだ。何を望んでいるのかかはっきりすれば、はっきり決められれば、進めるのに。

とりあえず、確実なことは、ここから2年半休職を続けたら30歳になる頃にクビになる。それで放り出されるとちょっと再就職もきついし心身も緩んでるだろう、この状況を避けるためにベストを尽くしたいというのは少なくともある。でも、どうやって? あまりに悠長な話である。